貧乏お嬢様と執事君!
「気に入ったおもちゃをただそばに置きたかっただけの子供じゃねーのか」
「………」
由姫華は無言を返し、肩を震わせた。
豪華な装飾が施された部屋に静寂が訪れた。
「で?俺が勝ったら何でもしてくれるって言ったよなぁ?」
レンは優越感に浸った笑みを浮かべた。
勝利者には勝利者が求めるものを敗者は渡す。というのが景品だったのだ。
由姫華は生気の抜けた顔をレンにあてた。
「………好きになさい。なに?金?それと地位………?」
それとも新しいゲーム?と彼女は訊いた。
レンは首を振り、由姫華を見据えた。
「俺がほしいのは」