屋上教師


「うそつくな!車椅子をついていたお前が病院の階段から落としたんだろうがっ!」


如月は追いつめるように声を荒げる。


「あれは石に躓いて………!」


「本当は友一君が羨ましかったんだろ!何でもできる弟が妬ましかったんじゃないのか?」


息が苦しくなってきた。


「だからお前は普通に生きる権利はない!人殺しのお前にな!」


「如月先生」


熱のこもった問答に、冷静な声が割り入った。


「言いすぎです」


安葉は感情のない瞳で如月を見つめた。


逆にからっぽな目におじけ付き、如月は私に吐き捨てる。


「………落ちこぼれは一生落ちこぼれなんだよ。
それをわかって生きていくことだな!」


言いたいことだけ言って、如月は帰った。


私の過去の古傷をメスでえぐり取ってから。





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