屋上教師


ああ、やばい。


私はここまで思うほどに


このたった数週間で


塗りつぶされていたんだ。


白い心を


温かい赤に


ああ、


なんだか死にたくなってきた。


涙腺が崩壊する音は、私の嗚咽だった。


泣き顔を数秒間さらし、私は教室の外へと駆け出した。


後ろから安葉が引き留める声がしたが、自分の鳴き声と掛ける足音でよく聞こえなかった。


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