森林浴―或る弟の手記―




私は詰め寄るべきか否か悩みました。


ですが、思い止まりました。


全てをはっきりさせたい。


そう思えたのです。


何故、香保里姉さんが早苗の墓を知っているのか。


そして何故、その墓にあんなことをしたのか。


私は香保里姉さんが車を走らせるのを確認すると同時に、幸乃のもとに戻りました。


すると、幸乃は一人で墓を磨いていました。


赤さは半分程落ちていました。


幸乃は逆に真っ赤に染まっていました。




< 161 / 201 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop