森林浴―或る弟の手記―
私は詰め寄るべきか否か悩みました。
ですが、思い止まりました。
全てをはっきりさせたい。
そう思えたのです。
何故、香保里姉さんが早苗の墓を知っているのか。
そして何故、その墓にあんなことをしたのか。
私は香保里姉さんが車を走らせるのを確認すると同時に、幸乃のもとに戻りました。
すると、幸乃は一人で墓を磨いていました。
赤さは半分程落ちていました。
幸乃は逆に真っ赤に染まっていました。