守るべきもの
「このままじゃ埒があかないから、寺島の自宅に乗り込もう。」


前田課長が言った。


鑑識の杉田らと共に、寺島の自宅に向かった。


寺島の自宅に入ると、埃が舞い上がった。


杉田は次々に証拠品をビニールに入れていく。


「駐車場の血痕のDNAと一致するといいがな。」


「一致するさ。」


修平は確信していた。


「おい、こっちに来てくれ。」


大橋が奥の部屋から呼んだ。
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