守るべきもの
修平は声が出なかった。

部屋の一面の壁に沙依の写真が貼られていた。


病院内での写真、友達と買い物している写真、修平と会っている時の写真。修平の顔は塗りつぶしてあった。


「!!!」


沙依と修平がベランダにいる写真も撮られていた。


「真向かいのビルに寺島がいたって事か?」


大橋が修平の考えを代弁した。


(なんてヤツなんだ!)

修平は、怒りに震えた。
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