守るべきもの
休みが開けて、私は出勤した。もちろん、警官の護衛付きで。


日光のお土産を、休憩室のテーブルの上に置いた。


「後藤先生、日光に行って来たんですかぁ? 狙われてるのに、余裕ですねぇ。」


間延びした喋り方をする看護師が近寄って来た。

「でも、先生の恋人って、刑事さんですもんね。余裕ですよねぇ。」


私は、微笑むだけにした。


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