守るべきもの
看護師と私は、備品保管室に入った。


この部屋に入るのは、インターン時代以来だった。


「先生、ちょっと台車借りて来ますねぇ。」


看護師が部屋を出ると同時に、カチャリと音がした。


(鍵を閉めた!?)


私は、ドアの方に向かおうとすると、後ろから抱き着かれた。



「先生、やっと2人きりになれたな。」


耳元で寺島がささやいた。
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