ワイルドで行こう

 そうなったらもう止まらない。いつもと同じ、妻になった女に遠慮なんかしない。しないどころか、毎日だって抱いてやりたい女を待ちこがれていた男の身体はもう止まらない。
 弾丸ロケット的ないつもの荒っぽさで英児は彼女を裸にする。脱がされた琴子が戸惑う。それでも英児はさらに一直線、奥さんが恥ずかしがろうがなんだろうが、かまうものか。こっちはもう走り出しているんだ。エンジン全開、たまっていたエネルギーも満タン! それをいまから! おまえのなかに!
「つっこんでやる」
「え?」
 きっとものすごい男の顔をしていたのだと思う。彼女がいうところの『真剣勝負になったときほど、ヤンキーみたいな怖い顔をしてるの、でも目がとても綺麗なの』というヤンキーガンとばしみたいな顔をして、妻の足首を掴んでいるのだと思う。
 だから琴子がギョッとして、どうしたことか彼女が後ずさった。が、英児がもう両足の足首を捕まえているので、それも敵わず。
 しかももう走り出している英児は琴子の両足を思いっきり掴んでいる。
「え、英児さん」
 開いた足の間に攻め込んで、なんの準備もなく彼女とひとつになる。
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