ワイルドで行こう
琴子も力が抜けた身体を起こして、煙草を吸っている彼の肩に寄り添った。
「滝田のお父さんがどんなふうに怒るのか、見てみたいかも」
矢野さんと昔のバトルを再現してくれたように。元々の親子の大喧嘩を見届けるのもいいかも。恐れるよりもやりあっているのを見守るの、愛子お姉さんのように。
琴子も覚悟ができた瞬間。
「なんだよ。あの親父が怒鳴るところをみたいだなんて……。すげえな琴子は」
指先に煙草を挟んでくつろいでいる英児が、素肌の琴子を抱き寄せてくれる。琴子も彼の熱い肌、肩にもたれた。彼の肌の匂い、煙草の匂い。金髪でも一緒……。
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