牛乳と猫スーツ。
魔の森とは校内にある小さな森のことで、入る度に地形が変わったり、色々な生物などが生息しているので、いつの間にかそんな名前がついた。初めて仕事をしたときにも来た場所である。
蓮の後ろを歩きながら直樹は謎の生物を探す。中に入ると、いきなり木の陰から飛び出してきたスライムを、ぐちゃりと踏み潰してしまった。まるで水風船が割れたように破裂して中身が飛び出して靴に体液がついた。これ以上の説明はグロテスクな表現になるのでやめておこう。
「直樹〜。いたぞ〜!」
蓮の声がする方へ行くと。
「俺、コイツが実在するって初めて知りましたよ…。」
「そうか?探せばリーダーの黒ネズミもいるはずだぞ。」
「ここは夢の国と繋がっているんですかね?」
「この森を普通と思わないことだ。とりあえず倒そう。」
「えぇぇっ!?倒すんですか?『くまのプーたん』ですよ!?」
そう、そこにいた生物は夢の国で上位に入る人気キャラクターの『くまのプーたん』だった。
「直樹、コイツ倒さないと帰れないんだぞ〜。」
「でも会長!プーたんですよ!?害のないメルヘンベアですよ?」
「害のない熊なんていない。見てみろ、ヤツの真の姿を!」