牛乳と猫スーツ。



「ギリギリセーフ!」




教室に転がりながら入ってきた彩華は、野球の審判がするセーフのポーズをしていた。






「はいはい、彩華ちゃん、出席取るから早く席に座ってね。」




彩華の後ろにいたのは担任である真由香。彩華は返事をして自分の席に座った。






「は〜い!みんな、おはよう。出席取るよ。」




真由香が全員の出席を取っていく、直樹だけを除いて。






「あれ?直樹くんは?」




彩華が後ろを振り返る。そこにいるはずの直樹がいなかった。






「真由香さ〜ん!直樹くんは欠席ですか?」




「ノンノン。彩華ちゃん、真由香『先生』です。これ重要なのよ。」




人差し指を振りながら言う真由香。





「直樹ちゃんは公欠届けが出てたわよ。私より彩華ちゃんの方が知っていると思ってたけど?」




「何も聞いてないんだけどな〜。」




首を傾げる彩華。






「今日の1限は6日後に開催される龍堂とセントリーの2つの学園による合同祭の話し合いです。このクラスには生徒会長がいるから、後は任せましょう。」




真由香は彩華にウィンクする。彩華は真由香と交代するように黒板の前に立つ。真由香はパイプイスを持ってきて近くに座った。





彩華は黒板に合同祭と書いていく。






「真由香先生が言った通り、6日後に合同祭が開催されるの。」
< 1,044 / 1,131 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop