牛乳と猫スーツ。
「なんだあの電子レンジ。蓮さんと見つめ合いやがって!しかも一家に一台だと?それはつまり家族になるってことか!?ジゥェェラシゥィ〜〜!!!」
3人が振り返ると、そこにはトルコアイスをモチーフにしたマスコットキャラクター、ヨクノビール君(着ぐるみです。中に人がいます。)を殴る直樹がいた。
「「「電子レンジに嫉妬してる〜〜!??しかも勝手に言葉の意味を間違って解釈してるぅ〜!??」」」
3人は驚くが、すぐに直樹を取り押さえた。
「トルコ人の店長が助けるのも忘れて、マジで引いてるぞ!」
「…ダメだ直樹!手遅れかもしれないけど、傷害罪になる!」
「直樹!好きだから言わせてもらうけど、アンタいい加減に動物や無機物じゃなくて、人に嫉妬することを覚えなさいよ!!」
悠斗が両腕、拓也が体、遥が両足を掴む。
「もう我慢できねぇ!」
直樹は3人を振り払い飛び出す。すると、前から戦車が走ってきていた。
「直樹、危な―――って戦車!??」
直樹を助けようと、無謀にも遥は飛び出す。
「うおりゃぁ〜!!」
直樹は高く空に飛び、後方二回宙返り二回ひねりで戦車を飛び越えて着地する。
「あれはムーンサルト!?日本語読みで月面宙返り!いえ、二回ひねりだから、新月面宙返りよ!!」
直樹の見事なムーンサルトに感動した遥は長く説明してしまった。
「遥、危ねぇ!!」
悠斗の声が聞こえた時には、遥の目の前に戦車があった。