牛乳と猫スーツ。
ドアが開くと、真里香が銃を構えていた。
「決めた通りにノックしたろ?」
「一応用心しただけよ。それより直樹に彩華、私は銃弾が飛び交う中、平然と立ってノックするあんた達の姿が怖いわ…。」
「それより、ダメージ受けた人がいるなら、今のうちに本陣へ戻してくれ。俺と彩華さんとで援護する。」
「わかった、頼んだわよ。」
そう言って真里香が指示を出して、ダメージを受けた人たちを守りながら本陣へ移動する。
「敵あんまり減らないね〜。」
「たぶん6組の連中も来てるんだと思う。弾足りるかな?」
直樹が彩華と話していると、5、6組の後ろから声が聞こえた。
8組が攻勢に出たのだ。
『直樹さん、今8組に5、6組が劣勢という情報を流しました!8組の動きを見て、こちらも攻勢に出ます。悠斗さん達が援護に行きますので、拠点で弾を補充してください。』
インカムから優華の声が聞こえた。
「了解、優華さん。情報ってことは、拓也がうまくやってくれたみたいだな。」
優華の指示通り、悠斗に援護してもらい、直樹達は拠点で弾を補給する。