牛乳と猫スーツ。

21…〜後編〜




4階を制圧し、使わない教室と片方の階段を封鎖して、後顧の憂いをなくすことができたが、留学生のエリーゼがいないことに気づいた。





4階以外のどこかにいると思うの皆だが…。







「前線部隊より通信です。3階は膠着(こうちゃく)状態、2階は交戦が激しいため近づけないそうです。」





「ありがと、優華さん。両方、手が出しにくいな…。」





「…まずは3階を制圧したいが、恐らく攻撃した瞬間に他のクラスが突撃するはずだ。こちらにも被害が出る。エリーゼを捜したいんだけど…。」



拓也と考えていると。







「お困りのようだな!」




後ろを振り返ると、悠斗が仁王立ちしていた。







「本当はこんなところで使いたくはないんだが…。G計画、発動だ!」





「G計画!?ま、まさか悠斗、Zガ○ダムファンだったの!??」





悠斗の横で彩華がかなり驚いていた。恐らくアニメ絡みだろう。





悠斗が指を鳴らすと、全身黒タイツに黒い甲羅のような物を背負った男が3人現れた。







「えぇぇ〜っ!?ZZガ○ダムは?どこなの悠斗!!」




彩華は何かを教室で探していた。







「で、この人達は…。」





「…恐らく、川口、柴田、山田の写真部3人組だと思うけど…。」
< 201 / 1,131 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop