牛乳と猫スーツ。



悠斗の後ろに片膝をつく3人は、直樹達のクラスメイトだ、あまり話したことはないが。





「作戦内容はエリーゼの探索及び、3階の膠着状態を崩せ。ゆけっ、我が同士たちよ!!」





悠斗の言葉に写真部の3人が四足歩行で教室を出て行った。その姿はまさにデカいゴ○○リ。



階段から女子の悲鳴が聞こえてきた。






「悠斗…あの人達はなんなの?」




「あいつらはな、潜入、偵察、工作などのスペシャリストさ。俺が鍛えたんだ。」




あの姿で潜入できるのだろうかと考えていると、悠斗の腰に付けてあるトランシーバーが鳴る。






『こちらG1、これより3階奥のクラスに工作を開始します。オーバー。』





「了解、敵の動きに合わせて動く。引き続きエリーゼの探索を継続せよ。オーバー。」




この後、膠着が崩れ、ボロボロになったところを強襲して、3階を制圧することができた。






3階に本陣を移し、4階と同じように、使わない教室、片方の階段を封鎖しながら、エリーゼを探しても見つけられなかった。




他のみんなが態勢を整えている間に、すぐに戻るという条件で、直樹は1人で2階に続く階段を慎重に下りていた。






聞こえてくる激しい銃声が、階段を下りている途中で止まる。
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