牛乳と猫スーツ。
「うん!」
「私は戻るよ、おやすみ。」
銀色の長髪をなびかせながら、蓮が部屋から出る。
「よし!頑張って看病しよう!」
直樹を見ると、すやすやと眠っていた。
「なんて無防備な寝顔!写メ撮ろ〜。」
カシャッとケータイで撮影する。
「ふわぁ〜。なんだか私も眠たくなってきた…。」
キョロキョロと周りを見回す。
「悠斗のベッドは嫌だな…。てなわけで、失礼しま〜す。」
直樹のベッドに潜り込む。
「おやすみなさ〜い。」
リモコンで部屋の電気を消す。
………………………。
……………。
……。
「グヘッ!?」
顔に何かが当たり、直樹が目を覚ます。