牛乳と猫スーツ。



【売店】




「蓮、いない………。」




「そうだな。ん?あれは…。」




売店の横にあるATMから沙織が出てきた。






「直樹じゃないか、何か買いに来たのか?おや?その子は?」





「ああ、この子は―――――」




「なるほど。」




直樹が説明する前に、沙織が納得したように腕組みしながら頷く。






「しかし直樹、気持ちはわかるが……。」




「ん?」




「拉致はよくないぞ。」




拉致という単語に忍がビクッと震えて直樹から離れる。






「ちげーよ!そんなことするわけないだろ!!忍も本気にするな!てか刀に手をかけるな!!」





なんだ冗談か、悪かったな相棒というような表情で元の位置に戻る。





「なにぃ!?本人同意なのか!!?なんてうらやましい…。」





沙織の言葉に忍が、てめぇ…やっぱり去勢してやろうかと言わんばかりに刀を抜いて直樹の下半身に目を向ける。






「ちっがーう!俺と忍は会長を捜してるんだよ!!」





「なんだそうなのか、早く言ってくれ。蓮なら寮の中庭だ。今日は茶道部が中庭でお茶会するらしくて、急いでいたみたいだが…。」




「おお!意外なヤツから有力情報ゲット!行こう、忍。」





直樹に頷いて、2人は中庭に向かった。
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