牛乳と猫スーツ。
蓮がドアを開けて車の上に登ろうとする。
「ちょっと蓮!なにする気よ!?」
「とりあえず車を奪い返す。恐らく運転手は偽者だ、どうやら私達を監視してたらしいな。」
「そんなことはどうでもいいの!まさかあなた運転するつもりじゃないでしょうね!」
ビシッと蓮を指差しながら麗花が言う。
「そのつもりだけど?」
「嫌よ!!前にムチャクチャな運転をしておいて、よく言えるわね!私が運転します!!」
そう言って、麗花も上に登る。
2人が上に登り、顔を見合わせ、それだけで理解し互いに頷き、走り出す。
ガンッとボンネットに蓮がジャンプして着地し、運転手を見てニヤリと笑う。
運転手が懐から拳銃を取り出し窓を開けて撃とうとする。
「私の家の車、返してくださる?」
上で待機していた麗花が手刀で拳銃を落とし、胸ぐらを掴んで外に放り出す。
「うおおおわぁぁぁぁ〜っ!!?」
運転手が道路にすごいスピードで転がっていった。
「麗花、運転できるの?」
「できるわよ、自家用のレース場で運転してるわ。それより邪魔だからそこどいて。」