牛乳と猫スーツ。
【グラウンド・中央】
「あの〜。何で俺は猫スーツ着てるんですか?」
直樹は白猫スーツを着ていた。
「今から猫スーツの量産型と戦ってもらう。」
ノートパソコンを操作しながら知佳が言った。
「本気でやって、壊してもかまわないから。」
ピッとエンターキーを押すと台車に乗っていた大きなダンボールから猫スーツが突き破って出てきた。
その猫スーツも白色だが、目も透明で、おそらく塗装をしていないのだろう。
「それじゃあ、準備できたら言って。」
知佳はゲームのコントローラーのような物をパソコンに接続する。
「拒否権は無しか…。やるしかないな。シロ、ボディアシスト!」
『了解、ボディアシスト始動。』
少し締め付けられるが、すぐに気にならなくなる。
「いつでもいいですよ!」
体制を低く構えて直樹が言う。
「スタート!」
知佳が言うと同時に素早くコントローラーを操作する。すると、相手の猫スーツの目が光り始め、青白い光線が放たれる。
「っ!?」
瞬時にサイドステップして、射線から離れた。
「これ、トラ猫スーツの!?」
前に戦ったトラ猫スーツと同様のレーザーだった。
『威力は低くなっていますが、かなり酷似した武器です。』
「だったら連射はできないだろう。一気に終わらせる!」