牛乳と猫スーツ。
強く地面を蹴って、地面スレスレで走り、相手との距離を詰める。
「フッ。」
ニヤッと知佳は笑みを浮かべて、コントローラーのボタンを押す。
『警告。敵にエネルギー反応あり。』
「え?」
キラッと相手の猫スーツの目が光る。
「シロ!右手に最大アシスト!!」
『了解。』
思いっきり地面を殴り、転がりながらレーザーを回避した。
すぐに受け身をとり、相手を見る。
「まさか連射できるなんて…。」
いつでも回避できる体制で直樹が呟く。
「私は同じ轍(てつ)は踏まない、改良済みだよ。それにしても、あのタイミングで当たらないなんて…。運が良かったか、実力か、どちらにしてもいいデータになるね。」
クスッと笑いながら知佳が言う。
「これならどう?レーザー砲からビームマシンガンに変更。威力を限界まで下げて、連射速度を上げる。」
様々な数字で満たされたパソコンに次々と入力する。
『武装変更、威力調整、システム問題無し。』
猫スーツからシステム音声が聞こえ、直後に口から砲身が出て、黄色の小さな粒のようなエネルギー弾を連射してくる。