牛乳と猫スーツ。
ダンボールに必要な物を入れて、知佳は歩き始める。
「あ、はい!」
駆け足で知佳の後を追う。
「ちぃ……コホン!私から―――」
「別に自分のこと名前呼びするの気にしませんよ?」
「そう…。」
コホンと、もう一度咳払いする知佳。
「ちぃから言えることは、あの薬は蓮にしか効果は無い。他の人が飲んでも変化しないの。」
「どうしてです?」
「本人が話していないなら、ちぃからは言えない。普通、個人情報をペラペラ話さないでしょ?」
知佳からは、もうこれ以上聞くなというような雰囲気が出ていた。
「今日は色々ありがと、おかげで良いデータが集まったよ。」
「いえ、それじゃあ俺はこれで。」
生徒会室前で知佳とは別れ、直樹は寮に帰った。
【生徒会室】
「ただいま。」
知佳が生徒会室のドア開けて中に入る。
「「おかえり。」」
中にいた菫と次狼が同時に言う。
「久しぶり次狼、銃は見てくれた?」