牛乳と猫スーツ。
【男子寮・直樹と悠斗の部屋】
「なんなんだ、この状況は…。」
紙パックの牛乳にストローを刺し込みながら呟く。
「パーティーだぁ〜!」
「Partyデ〜ス!」
彩華とエリーゼの2人がキャッキャッと笑いながら飲み食いしている。
学食で買ってきた唐揚げやフライドポテト、サラダなどを皿に盛り付け、ワイングラスに炭酸ジュースを入れている。
それだけ見ればパーティーに見えるが、コタツのテーブルには中央にみかんが入ったカゴがあり、その周りに盛り付けた皿が置かれている光景は、どこか滑稽(こっけい)だ。
こんな光景が自分の部屋に帰るなり、繰り広げられていれば誰でも驚くだろう。そんな極めて稀な体験をしているのが直樹である。
「どうしてパーティーなの?てか、なんで俺の部屋…。」
牛乳を飲むのを止めて、直樹が言う。
「だって冬休みじゃん?」
「Night Partyデスヨ!!」
とりあえず騒ぎたいということだけは理解した直樹だった。
「まあ、1日くらいならいいか。そう言えば冷蔵庫にケーキあるよ。」
「やったぁ〜!」
「ケーキ!ケーキ!」