牛乳と猫スーツ。
直樹が冷蔵庫からケーキの入った箱を持ってくる。
「4つあるから、好きなの選んで。」
「私はモンブラ〜ン!」
「エリーゼはChocolateをいただきマ〜ス!」
2人がケーキを取り、食べ始める。
「どれにしようかな?」
直樹は箱の中を眺めながら呟く。
残るケーキは、ショートケーキとチーズケーキ。どちらでもいいのだが、逆に決められない直樹。
ピンポーン。
悩んでいると、チャイムが鳴った。
「は〜い?」
直樹は立ち上がり、玄関へ歩きながら言う。
「すいません、優華です。」
「ああ、優華さんか。あれ?なんで鍵かかってるんだろ?まあ、いいか。」
ガチャッと鍵を外して、ドアを開く。
「いらっしゃい。」
「お邪魔じゃないですか?」
「大丈夫だよ、入って。」
優華を招き入れて、2人がいる部屋へと向かう。
「ちょうど今、どっちを食べようか迷ってたんだ。」
「お食事前でしたか?」
「いや、デザートだよ。」
ガラッと引き戸を開けると、なぜか彩華とエリーゼが寝ていた。
急いで食べたのか、口の周りにはケーキのクリームやチョコがついているし、慌てて何かをしようとして結局狸寝入りにしたのか、制服がはだけていた。
「え?」