牛乳と猫スーツ。
蓮が近くのベンチに座る。
「現にお前は幻狼流牙撃を外した。本来あの技に必要な物は脚力じゃない、相手の動きに反応する力だ。頭で考えていたら、その間に反撃されてしまう。今のお前には諸刃の剣だ。」
「それじゃあ、どうすれば?」
「だから体で反応できるようにするんだよ。それができればステージ1はクリアだ。頭を使うのはステージ3からだ。」
蓮は立ち上がり袖からケータイを取り出す。
「ああ、私だ。すまないが、こっちのグラウンドに来てくれ。」
誰かに電話をして、ケータイを直す。
「さあ、グラウンドに行くぞ。」
「グラウンド?」
「地獄の特訓だ。」
何かを企んでいるような笑みを浮かべる蓮だった。
【グラウンド・中央】
そこには意外な人物が立っていた。
「麗花さん?」
「こんにちわ、直樹くん。」
金髪の縦巻きロール、ガーネットのような瞳、白のコートにデニムのパンツをはいて、青龍円月刀を持った麗花がいた。
「悪いね、麗花。」
「いいわよ、周りが休めってうるさいし、運動にはちょうどいいから。」