牛乳と猫スーツ。
次狼へ向き直り、にっこり笑いながら言う。
「わかっているならいい。」
そう言って立ち去る次狼を見て、蓮は階段を上り始めた。
「さて、こっちはどうかな?」
呟きながら生徒会室のドアを開ける。
【生徒会室】
「うわぁぁ〜!?また負けたぁ〜!!」
会長席に座りながら、パソコンの画面に表示されたゲームオーバーを見ながら頭を抱えて叫んでいるのは蓮の妹の神崎彩華である。
「こっちも進歩なしか…。」
溜め息を吐きながら、蓮は寝室に入って着替え始める。
「よし、もう一度!」
彩華がパソコンでやっているのは、蓮が作った猫スーツのゲームである。コントローラーではなくキーボードで操作するので、彩華は苦戦している。
シュルシュルと着物を脱ぐ音が寝室から聞こえてくる。
「何かエロい音がしないか!?」
いきなりそんなことを叫びながら、興奮状態の菫が生徒会室に飛び込んでくる。珍しく私服だった。ワンピースにブラウンのタイツ、黒のロングブーツ、そしてモッズコートを羽織っている。
「うわぁぁ!?」
そんな菫に驚いてキーを押し間違える。それと同時にゲームオーバーになった。