牛乳と猫スーツ。
にっこり笑って、蓮は福引き券を数枚渡す。
「直樹くんと2人で…。」
少し考える表情をするが。
「えへへ…えへへへ〜。」
福引き券を眺めながらニヤニヤと笑い始める。
「それじゃ、楽しんできなさい。」
軽く手を振って、蓮は菫と生徒会室を出た。
【グラウンド】
「はぁ…はぁ…。」
直樹はぐっしょりと汗をかいていた。肉体的疲労から出る汗ではなく、精神的疲労から出たものである。
「次行くわよ。」
円月刀を構え直して麗花を見て、直樹は呼吸を整える。
目の前にいた麗花が消える。
「はい、これで178回死亡し――――っ!?」
背後に回り、首に円月刀を突き立てるが、直樹の体が霧のように歪む。
「やっと入り込めました。」
麗花の後ろに直樹がいた。
「(残像…。手加減してるとはいえ、普通なら動けないほどの殺気に臆することなく移動した。この子、やっぱりすごい。)」
「はい、そこまで。」
蓮がパンッと手を叩き、終了の合図を出す。
「ありがとうございました、麗花さん。」
「どういたしまして。やっぱり直樹くんはすごいわね。今度、忍と練習してみる?」
「はい、忍とは一度練習したかったんです。」