牛乳と猫スーツ。
「麗花、準備できたから行こう。」
私服の蓮が近づいてきて言った。
「ちょっと汗かいちゃったから着替えさせて。」
「そうか、ならセントリーの校門で待っとくよ。」
麗花は着替えるためにセントリーに帰っていった。
「会長、どこか行くんですか?」
「幼馴染み3人で買い物だよ。ああ、彩華に福引き券渡してるから一瞬に行ってくるといい。」
「はい、わかりました。」
直樹は小走りで寮へ向かった。
「さあ、私達も行こうか。」
「そうだな、手を繋いでいこう!」
菫は蓮の左手をギュッと握る。
「子供じゃないんだぞ?」
「いいじゃないか、久しぶりなんだから。」
菫はそのまま蓮の手を引っ張ってセントリーの校門へ向かって歩いていった。
………………………。
……………。
……。
【直樹と悠斗の部屋】
とりあえず着替えようと、直樹は部屋のドアを開けた。
「うわっ!?」
ドアを開けた瞬間、ダンベルが一直線に飛んできて、直樹はブリッジするように体を反らして避ける。ダンベルは直樹の後ろの壁に突き刺さった。
「またやってるのか…。」
おそらく見慣れた光景が繰り広げられているんだろうと、直樹は溜め息を吐いて中に入る。