牛乳と猫スーツ。
「自分から言いなさいよ、言えば返してくれるでしょ。」
「なるほど!」
小声での会話を終えて、彩華は直樹へ向かって歩いていく。
「な、直樹くん!」
「何?彩華さん。」
「えっと…その、あの……あのね。きょ、今日は神々しいね!」
一瞬、世界が停止したようだった。
「え…あ…うん、ありがとう…。」
苦笑いしながら言う直樹だった。
「ちょっと、ごめんね〜。」
真里香が2人の間に入り、彩華の襟首を掴んで近くの木陰に走って行った。
「あんたバカなの!?似合ってるって言えばいいだけでしょ!何なの神々しいって!!あんた今まで『今日は神々しいね。』って言われたことあるの!?少なくとも私は生まれてから一度もないわ!!!」
「私もない…。」
「だったら言うんじゃないわよ!!」
彩華の首を締めながら言う。
「ごめん…なさ…い。」
「ふぅ…。とりあえず商店街に行きましょう。」
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……………。
……。