牛乳と猫スーツ。
「あんた本当にバカなの!?直樹はバブル時代の成金オヤジじゃないのよ!あんたは『家?そんな安いものでいいのかい?買ってあげるよ。』なんてヤツを見たり、話に聞いたことあるの!?少なくとも私が生まれた時代から一度も見たり聞いたりしたことないわ!!!」
「私もない……というか、手が震えちゃって間違ったんだよ〜。」
「ブレ幅が異常でしょうがぁ〜!!!」
彩華の両肩を掴み、前後に激しく揺さぶる。
「き〜も〜ち〜わ〜る〜い〜よ〜。」
「次、次よ!次に行くわ!今度は勝算ありだから!!」
……………………。
……………。
……。
【喫茶店】
商店街の中にある喫茶店に入った4人。ウエイトレスが水とメニューを持ってきて、一礼してから離れていった。
「ねぇ悠斗、これ食べたいんだけど、半分食べてくれる?」
「おう、いいぜ。」
「ありがとう、悠斗!」
真里香は彩華を見てウィンクする。
「(さあ、彩華!私が教えた作戦でいきなさい!!)」
「(任せて、真里香ちゃん!)」