牛乳と猫スーツ。



彩華は深く頷いた後、メニューに目を向ける。真里香から教えてもらった作戦、それは大きな料理を直樹と一緒に食べるという作戦だった。






「(あった!!)」




〔1日5食限定!ハイパーメガ盛りハンバーグ!!30分で食べ切れれば賞金1万円。一緒に食べる人数は2人まで。〕





写真を見ただけでお腹が一杯になりそうな大きさだった。






「直樹くん!」





「何?彩華さん。」




「これ、一緒に挑戦しよう!!」





「いいよ、修行でお腹減ってたし。」




にっこり笑って答える直樹。





数分後、カートに乗せた特大ハンバーグをウエイトレスが持ってきて、ストップウォッチを押す。





「すごい大きさだな…。大丈夫かな?ねぇ、彩華さ―――――」




「いただきま〜す!!」




ガツガツと食べ始める彩華。





まるで早送りしているかのスピードで食べていく彩華。直樹はただ眺めていることしかできなかった。





「ごちそうさま〜!」




彩華が手を合わすと同時にウエイトレスがストップウォッチを止める。記録は4分24秒、ちなみに最速記録である。





『おめでとうございま〜す!!』




店員全員が拍手を送り、店にいた他の客も、それにつられて拍手する。






「こちら賞金になりま〜す!」




ウエイトレスから賞金を渡された彩華は、記念写真を撮ってもらっていた。





「いや〜。どうもどうも。」
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