牛乳と猫スーツ。
男がバタリと倒れる。
「やっちまえ!」
男達が一斉に犬仮面へ走り出す。しかし、特に慌てることなく犬仮面は、まるで舞う花びらの如く、1人、また1人と倒していった。
「それでは私はこれで。」
そう言って、犬仮面はどこかへ行ってしまった。
「だ、誰だったんだ?」
「わからないわよ…。」
「かっこよかった〜!」
悠斗、真里香、彩華が正体に気づくことはなかった。
「クソッ!仲間呼んでこい!!コイツらだけでもやっちまうぞ!」
倒れていた男達が起き上がり、ケータイで仲間を呼ぶ。すぐに倍くらいの人数が集まる。
「コイツら、性懲りもなく!」
悠斗が拳を構える。
「待てぇ〜い!」
またもや声が聞こえた。それと同時に何者が現れる。
「私が相手をしてやろう。」
見慣れた刀を携え、顔にはピンクのパンツをつけていた。パンツの両穴から目が見えている。というか菫だ。
「あなたはもっと隠してくださいよ!!」
菫の姿に、珍しく怒る直樹だった。