牛乳と猫スーツ。
「ちょっと!いつの間に私の下着を盗ったのよ!!」
後ろから犬仮面がスカートを押さえながら走ってきた。
「あははは〜!ではさらばだ!!」
パンツ仮め……もとい菫が全力で走り去った。というか逃げた。
「あの人、さっきの人の仲間なのか?」
「恐るべし、パンツエネルギー。」
「パンツってすごいね〜!」
真里香の頭のネジが飛んでることを確信した直樹は、3バカに何も言う気にならなかった。
「あの人達、買い物に行ったんじゃなかったのか…。しかもこの流れで行くと、次は……。」
直樹が次に出てくる人物を頭に浮かべていると、男達の1人がケータイで誰かに電話していた。
「なんだこのザマは?」
悠斗より筋肉隆々で背の高い男が現れる。
「すみません…。」
俺達全員が頭を下げる。
「こんなガキどもにやられたのか?」
大男が直樹を睨みつける。
「フン!!」
電柱くらい太い腕で直樹に殴りかかる。いきなりで、しかも意外に速いパンチに、直樹は反応が遅れた。
当たったかと思えた大男の拳が、直樹の目の前で止まる。