牛乳と猫スーツ。



いつの間にか日が暮れ、外の仕事から学園に帰ってきた直樹と優華。






「遅くなっちゃったね〜。」





「すぐに風呂に入りたいよ。」




2人が話ながら歩いていると、大浴場前で優華と出会った。






風呂に行く前なのだろう、お風呂セット(タオル・シャンプー、リンス類・アヒルのおもちゃ)を持っていた。







「姉さんに直樹さん。今帰って来たんですか?」



「ただいま〜優華。」




優華に抱きつく彩華。







「遅かったですね、早かったらみんなでお茶会ができたんですけど。2人の牛乳プリンは部室の冷蔵庫に入れてありますから、安心してください。」





ニッコリ笑う優華だったが、2人は時が止まったように固まっていた。









「牛乳……。」「プリン……。」





「「食べたい!!」」




直樹と彩華は同時に夜空に叫んで、別館に向かって走り出した。







「仕事終わりに牛乳プリン!最高だ!!」




「疲れた体に糖分補充!乙女の必須アイテム!!」




すごいスピードで別館に着き、カードリーダーにSSCを通す。
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