牛乳と猫スーツ。
【龍堂学園】
彩華は廊下を歩いていた。
「今日も仕事頑張るぞ〜!」
「彩華さん。」
名前を呼ばれて、彩華は振り返る。
「あれ?どうしたの?」
「ちょっと相談があるの…。」
「相談?私にできることなら何でもやるよ!だって生徒会長だもん!」
見知った人の元へ走って行く。
「それで、何の相談な――――ん!?」
少し湿ったハンカチを鼻と口に押し当てられ、息を吸った彩華は眠りに落ちる。
「好きな人にね…選んでもらいたいの。あなたか私かを。」
口を三日月のように歪めながら笑う遥がそこにいた。
遥は彩華を背負い、校舎を出る。
「ん?あれは…。」
校舎から出てきた2人を沙織は見つけ、駆け寄る。
「彩華じゃないか!どうかしたのか?」
「…………。」
遥は何も話さない。
「聞いているのか?彩華は具合でも――――」
ドスッ。
沙織は下を見た。自分の腹部に短剣が刺さっている。それを持つのは彩華を抱えている女の子。
「なぜ……だ…。」