牛乳と猫スーツ。
まだ目的地ではないこの場所で、人影を見つけた。数は3つ。
「あはっ!やっときたぁ〜!」
「待ちくたびれたよぅ〜!あれだよね、刹那。」
どこからどう見ても、子供にしか見えない2人。
「ええ、そうよ。」
そして見覚えのある顔。
「鳳凰学園副会長…羽賀刹那。」
麗花が呟く。
「久しぶりね。セントリーの会長さん。」
「円が侵攻しているのに、あなたはこんなところで遊んでいるの?解雇でもされたのかしら?」
「いえ、私は作戦のためにここにいるの。あなたを止めろとね。」
「子供を巻き込むつもり?違反行為よ?」
魔里と魔由を見ながら言う。
「子供かどうか、戦えばわかるわ。」
「もう!我慢できない!!死んじゃえ!!」
黒のゴスロリ服を着た魔由が布で巻かれた大きな物を抱えて、麗花に向ける。
「ッ!?」
それは爆音だった。麗花は青龍円月刀で飛んできた物を弾く。それは上に弾き飛ばされ爆発した。
魔由が持っていた物の布が風で飛ぶ。