牛乳と猫スーツ。
「はるっちもコーラを一気飲みして、ゲップしないなんてすごいね…。」
「レディが人前でゲップなんてするわけないでしょ。」
当然でしょ?と言わんばかりに、腰に手を当てながら言う遥。
「私は普通にするけどな〜。ね、直樹くん。」
「そうだね…。」
「ほら、直樹くんは私のゲップしてる姿に萌えるって言ってるよ!」
「(言ってないんだけど…。)」
心の中でツッコミを入れる直樹。
「な、なんですって!?」
かなり驚く遥。そして遥は直樹に近づき…。
「ゲプ。」
ゲップした。
「どう?萌えた?萌えたでしょ?萌えたのね!直樹は私のゲップでも萌えたわよ!!」
「(いや、萌える要素がないんだが…。てか萌えてねぇ〜よ。)」
直樹は一応ツッコミを入れておくが、かなりどうでもよかった。
「まったく、何やってんのかしら。」
彩華と遥を見て、真里香が溜め息混じりに言う。
「いいじゃね〜か、楽しそうにしてんだから。」
隣で笑いながら悠斗が言った。
「そうね。はぁ…今日は本当にいい天気ね。」
雲一つない空をみながら、アップルジュースを飲む。
「平和って、こういうときにすごく感じるよな。」
同じように空を見る悠斗。