牛乳と猫スーツ。
「いいじゃないか。今頃、しっかりと仕事してるさ。なあ、蓮。」
次狼が蓮を見て固まった。ハムスターのように食べ物で頬を膨らませた蓮がいたからである。
「何してんだ…?」
「もしゃもしゃ…やけ食い…もしゃもしゃ…。」
次から次ぎにお菓子を口に放り込む。
「もしゃもしゃ…食べる?……もしゃもしゃ…。」
「いや、遠慮しとく…。夕食もあるしな。」
手を横に振って断る。そんなことをしているうちに、前のクラスがホテルへ入っていく。
「神崎、ちょっといいか。」
蓮もホテルへ入ろとしたとき、他のクラスの男子生徒に呼ばれ、少し離れた所に移動する。そんな2人を後を菫と晶が追跡して行った。
【ホテル裏側】
「もしゃもしゃ…何か用?」
まだお菓子を食べなから尋ねる蓮。
「実は…俺、お前のこと好きなんだ。」
「もしゃもしゃ…私は普通以下…もしゃもしゃ。」
「俺と付き合ってくれ!」
「もしゃ…どこに?…もしゃ。」
「いや、交際の方なんだけど…。」
「もしゃ…。そうか、なら戦おう。」
蓮が食べるのを止めて、拳を構える。それを見た男子生徒は茫然と立ち尽くしていた。
「え?な…なんで?」
「私、自分より弱い男に興味ないんだよ。男は女を守るものだし。」
「ちょ、調子乗ってすみませんでしたぁ〜!!」
男子生徒は頭を下げて走り去った。