牛乳と猫スーツ。



「いいじゃないか。今頃、しっかりと仕事してるさ。なあ、蓮。」




次狼が蓮を見て固まった。ハムスターのように食べ物で頬を膨らませた蓮がいたからである。






「何してんだ…?」




「もしゃもしゃ…やけ食い…もしゃもしゃ…。」



次から次ぎにお菓子を口に放り込む。






「もしゃもしゃ…食べる?……もしゃもしゃ…。」





「いや、遠慮しとく…。夕食もあるしな。」




手を横に振って断る。そんなことをしているうちに、前のクラスがホテルへ入っていく。






「神崎、ちょっといいか。」




蓮もホテルへ入ろとしたとき、他のクラスの男子生徒に呼ばれ、少し離れた所に移動する。そんな2人を後を菫と晶が追跡して行った。







【ホテル裏側】




「もしゃもしゃ…何か用?」



まだお菓子を食べなから尋ねる蓮。






「実は…俺、お前のこと好きなんだ。」




「もしゃもしゃ…私は普通以下…もしゃもしゃ。」




「俺と付き合ってくれ!」



「もしゃ…どこに?…もしゃ。」




「いや、交際の方なんだけど…。」




「もしゃ…。そうか、なら戦おう。」




蓮が食べるのを止めて、拳を構える。それを見た男子生徒は茫然と立ち尽くしていた。





「え?な…なんで?」




「私、自分より弱い男に興味ないんだよ。男は女を守るものだし。」




「ちょ、調子乗ってすみませんでしたぁ〜!!」



男子生徒は頭を下げて走り去った。
< 900 / 1,131 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop