牛乳と猫スーツ。
「はぁぁ〜。」
重い溜め息を吐きながら蓮と並んで頭を洗う雪。
「どうかした?」
頭を洗おうとシャンプーを手に取りながら、首を傾げる蓮。
「あはは…。もう、お嫁に行けない。」
「なら婿に来てもらったらどう?」
「まあ、そうなんだけど…。私が言った言葉の意味は、また別なのよ。」
頭についた泡を洗い流して言う。
「よく理解できない。」
「いいのよ、それより後ろ向いて。下の髪洗ってあげるわ。」
「悪いな。」
蓮は雪に背中を向ける。雪はシャンプーを取り、長い銀髪を洗っていく。
「蓮。」
「なに?」
「いつまで生きられるの?」
雪の言葉に蓮の髪を洗う手が止まる。
「わかってるわよ、菫も麗花も次狼も。ずっと一緒だったんだから、ちゃんと言いなさいよ。体が悪くなったら、私達がサポートするわ。」
「怒らないのか?」
「別に怒らないわよ。蓮がその道を行くなら、私達は最後まで一緒に行くわ。」
「ありがとう。正確な日数はわからないけど、普通に生活すれば、9月の終わりくらいまでかな。」
「そっか。夏休みは遊んで、誕生日祝わないとね!」
蓮の髪の泡を流す。