牛乳と猫スーツ。
「止めとけ。」
後ろから、誰かに言われる。
「誰よ!放ってお――――」
後ろを振り返ると次狼がいた。少し離れたところに、次狼と同じグループの数人の男子生徒がいた。
晶が男子達に親指を立てると、男子達も晶に向かって親指を立てた。
「じ、次狼…。」
「人の目を気にしろ、学園じゃないんだからな。」
「ごめんなさい…。」
牛の像を元の場所に戻す。それを見た次狼は晶と菫の方へ歩いて行き…。
ゴツン!
「「痛い!?」」
2人の頭に拳を落とした。
「どうせお前ら2人が何か言ったんだろう。」
腕組みをして、溜め息を吐く次狼。
蓮はその様子を少し離れたところで見ていた。
「ん?あの猫…。」
蓮は子猫を見つけて、後を追いかけて行く。いつの間にか、どこかの路地へ入っていた。
「ニャ…?」
蓮に気づいた子猫が振り返り、首を傾げる。
「お前、怪我してるだろう。」
蓮は鞄から救急セットを取り出して、子猫を手当てした。