牛乳と猫スーツ。
円に楽しめと言われたが、自分はすでに報われている。だから学園の備品の修理や花の植え替え、誰かの悩みなどを解決していた。
そうすることで、自分がいなくなった後でも、みんなが幸せに、まっすぐ自分の道を歩けると思ったから。
「さあ、明日は学園に帰るし、もう寝よう。」
蓮は自分の部屋へ向かって歩いて行った。
翌日、3年生は電車で無名県へ帰った。後日、宿泊したホテルから高額な酒代が請求されたのは言うまでもない。