LOVE〜強さに隠した涙〜



望夢と柊の言い合いに
ポカーンと口を開けて見ている文雄と幸恵。
いつまでも終わらない言い合いにしびれを切らしたのか、文雄が口を挟んだ。

「ケンカはやめなさい!」
「『ケンカじゃねぇ』」
揃って文雄を睨む。
「『一緒に言うな!』」
「また揃った…」

文雄と幸恵は顔を見合わせ微笑んだ。
望夢と柊は…背中を向け合っている。



「ところで君」
「あ?」

文雄は、ハッとあることを思い出した。
「望夢ちゃんを捜していると言ったな?その人に連絡しなくても良いのか?」
「あっ!やっべ」

柊は、そう言うと、急いで外に出た。



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