アニマルマジック

「竜二、桃子ちゃんは勉強あるの。邪魔しちゃいけねーの!分かった?」新くんが竜二の肩に手を回しながら話してくれる。

「いーじゃねーかよ。1日くらい。」ふてくされた顔でわたしの顔を見る。
「ふふっ」わたしは竜二に笑いかける。
「お前は子供か」笑った顔から呆れた顔に変えてジャンプして竜二の頭をチョップする。

「いって。お前のチョップいてぇよ。」
「やっぱ竜二のこと扱えるの桃子ちゃんしか居ないね。」ゲラゲラ笑いながら新くんがそう話す。

「新くんそう思う?わたしもそう思う」ドヤ顔で言ってみる。

「あぁ?お前のことを扱えるのも俺しかいねーから」
「ふん。よくゆーね。あんたに扱いやすいよーな女になってあげてるからよ!」

「お前めっちゃムカつくな」すごい顔で睨んでくる竜二。その隣で新くんは大
爆笑。

「で、わたし塾あるから遊べない。以上」それだけ言って自分の席に戻る。その後ろからしつこくついてくる竜二。

新くんは部屋にいる詩の元へ向かったようだ。
楽しそうに話している二人を横目で見ながらわたしはぶつぶつ文句を言ってる竜二の相手をしようと帰る用意をしている手を止めて彼を見つめる。

「なーに文句言ってるの。じゃあ明後日の日曜日デートしよ」さっきとは違う優しい顔で彼に伝える。なぜかそっぽを向いて窓側に行く彼。

「え?照れてる?」彼の顔を覗きこむと顔が少し赤い。そんな彼を可愛いと思う。彼はきっとわたしに甘えたいんだ。

「は?照れてねーし。照れる意味が分からねーし。」
「ふーん。じゃあやめよっか。デート」わたしは満面の笑みで彼にそう告げる。あまりにも可愛いからいじめたくなる。

「お前……今日めっちゃムカつくな」
「嘘だよ。行こっか」笑いながら竜二のほっぺたをつまんでみる。

「あったりめーだろ。お前が俺の誘い断るとかありえねーし」そう言いながらかっこつける彼。まぁこんな日々を送っております。
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