アニマルマジック
「竜二!!私はやらなきゃいけないこともあるし竜二のせいで犠牲にしてきたこともいっぱいあるの。」
私は必死に竜二の目の前で訴えかける。けど、この男まるで無視。
プルプル
電話出たしたし。
こいつ絶対きいてねーだろ。
「あっ、うん。えっ!?まじ!?うん、行くわ。絶対行く」
嬉しそうに電話に答えるクソ野郎。あー腹立つ。
こいつ今の状況分かってます?
彼女に132回目の別れを言われてるんだよ?!
私は腹が立ちその携帯を竜二の耳元から取り上げ少し後ろに下がった。
「はっ、ちょ、何してんだよ!?!」
急に携帯をとられた竜二は座り込んでいた場所から立ち上がって私のところに歩いてくる。
私はというと取り上げた携帯の名前を見て耳に携帯を当てる。
「あっ、新くん??私です。ただ今、竜二は私と取り込み中です。では」
それだけ言って電源ボタンを連打してやった。携帯の向こうから新くんの声が微かに聞こえていたけど無視して電源を押した。