アニマルマジック

その時間はあっという間ですぐに竜二に携帯を取り返された。

「おい、クソ野郎。何やってんだ??あぁ??」

クソ野郎?お前がクソ野郎だ、クソ野郎!!!

彼女に向かって胸ぐらをつかみやたらの剣幕で睨んでくるクソ野郎。

でもこんな竜二ももう怖くない。慣れすぎて怖いのひとかけらも感じない。

だって私はこのクソ野郎と付き合ってもう4年も立つ。

その4年間で132回も振ってきた。すべて却下されましたが。

「私と真剣な話してるでしょ?!何で電話なんか出るのよ!!しかもクソ野郎じゃないし」そう言って胸板を思いっきり殴る。
竜二は私から離れたけど睨み続けてる。

「真剣な話だぁ?!どこがだ?」

こいつホントに頭大丈夫かな。

私は、ガチなんですけど。
ホントまじで本気のガチなんですけど。
この132回、冗談で言ったことないんですけど。

びっくりなんですけど。

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