世界の果てまでキミと一緒に。
藤堂は俺をチラッと見る。
「桜子さんの実母の名前は三波愛子(ミナミ アイコ)さん」
“ドクン――ドクン――”
俺の胸は張り裂けそうなぐらい激しく鳴っていた。
ただ、名前を聞いているだけなのに……。
「それから実父の名前ですが……」
藤堂は、そこまで言うと、再び俺をチラッと見て溜め息に似た息を吐いた。
「…………一条、総一郎氏、です」
えっ?
イチジョウ、ソウイチロウ?
それって……。
俺は目を見開き、藤堂を見た。
「社長と桜子さんは、血の繋がった兄妹です……」