世界の果てまでキミと一緒に。



判決は……。


死刑――。


何で、何で俺は桜子を……。


半分、血の繋がった妹を何で……。


何で、何で、何で……。


頭の中に同じ言葉がグルグル回る。


この家は、父親が桜子の実母のために建てたもの。


裏庭の桜の木は、桜が好きだった桜子の実母が植えたもの。


この家で父親と桜子の実母は愛し合い、そして桜子を身ごもった。


そして父親に黙って桜子を生んだ……。


子供を殺されるかもしれないという恐怖と闘いながら……。


その後、母親は自殺。


水瀬夫婦に預けられた桜子は養子として水瀬夫婦の子供になった。


バラバラだった糸が1本に繋がった。




< 137 / 179 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop