世界の果てまでキミと一緒に。




「…………一条、総一郎氏、です」



えっ?


それって……。


千尋様のお父様の名前。


じゃー……千尋様と私は……。



「社長と桜子さんは、血の繋がった兄妹です……」



目を見開いたまま一点を見つめた。


千尋様と私が血の繋がった兄妹。


母親は違うけど、父親が一緒。


だから千尋様と私は半分血が繋がった兄妹。


何で?


何で、千尋様と私が……。


胸がドキドキして、涙で視界が歪んでいく。


まるで、後頭部を鈍器で殴られたような衝撃。


知ってしまった真実。


どうして私は、血の繋がった兄である千尋様を愛してしまったんだろう……。


頭がボーとして、そのあとのことなんて覚えていない。




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