世界の果てまでキミと一緒に。
「なぁ、桜子?」
「はい」
「どこか、遠くへ行こうか?」
千尋さんは、私の髪を優しく撫でながらそう言ってきた。
「遠く、ですか?」
「あぁ。誰も知らない遠いところ……」
「それは、どんなところですか?」
「俺たち2人が、誰にも邪魔されずに愛し合えるところ。そこは天国かもしれないし、地獄かもしれないし、世界の果てかもしれない……」
「行きたいです!千尋さんと、ずっと一緒にいられるなら……」
私は天国でも地獄でも世界の果てでも、どこでもついて行きます。
失うものなんて何もないから……。
私には千尋さんさえいてくれたらそれでいいから……。