世界の果てまでキミと一緒に。




「なぁ、桜子?」


「はい」


「どこか、遠くへ行こうか?」



千尋さんは、私の髪を優しく撫でながらそう言ってきた。



「遠く、ですか?」


「あぁ。誰も知らない遠いところ……」


「それは、どんなところですか?」


「俺たち2人が、誰にも邪魔されずに愛し合えるところ。そこは天国かもしれないし、地獄かもしれないし、世界の果てかもしれない……」


「行きたいです!千尋さんと、ずっと一緒にいられるなら……」



私は天国でも地獄でも世界の果てでも、どこでもついて行きます。


失うものなんて何もないから……。


私には千尋さんさえいてくれたらそれでいいから……。




< 177 / 179 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop