わかれあげまん



っていうか、ルチアちゃん、…


藤宮くんのカノジョで…


いくらバイト先が一緒だからっても、彼女でもなんでもないあたしが、車で送ってもらっちゃったりしてんのに、


イヤだとか、感じないのかな…


やっぱ外人さんだから、価値観違うの、かな…??



混乱する脳内で必死に思い巡らせていると。


哉汰もゆっくりとこちら側に歩み寄ってきて、そしてしたりと笑み含みながら柚に言った。


「な?だから大丈夫だって言ったろ?」


「…な、…でもっ…」


そっか。


やっぱそうなんだ。



ルチアちゃんはこういうの、全然大丈夫なんだ。


藤宮くんはそれが分かってたから、あたしを車に乗せるのなんて全くの、

ノープロブレムだったんだ。




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